ぱち、とやけに清々しく目を覚まして、いつもならもっと寝起きの悪いはずの自分が何でこんなに目覚め爽快すっきり!と起きられたのかと疑問に思いながら
はうつ伏せのまま、慣習的に枕もとの携帯を手にして時間を確認。
「・・・え・・・・・うわああぁぁああああ、ちょ、ちこkぶふっ」
「朝からうるせぇ。」
が慌てた途端、ターレスに頭を枕に押し付けられて撃沈。
何やら女とは思えない声が聞こえてきた気がしたが、ターレスは気付かないふりをした。
「・・・・っと、何すんのよ!」
数秒の沈黙を守った後、復活を遂げたがターレスをきっと睨む。
睨まれたターレスの方といえば、「だってうるせぇんだもん、お前。」と表情一つ変えることなく言い放った(そしてそれが更にの怒りを増幅させた)
「だってちょっと、もうお昼・・・・遅刻・・・・・」
「今更だろ、遅刻ぐらい。」
「あんた自分の出席日数ちゃんとわかってんの?三回遅刻で一回の欠席扱いなんだよ?ちょっともうマジやばくない?このままだと間違いなく留年だよリューネン!」
一息で捲くし立てた後、どこか諦めの気持ちも芽生えているのかはぼすっともう一度枕にダイブ。
「・・・・今から行くか?」
自分もうつ伏せ状態のまま、少しだけ身体を起こしてターレスは聞いた(本人的にはあまり行く気はなかったのだが)
「んー・・・・うん、行く。30分待って。」
「は?何でだよ、着替えてすぐ行きゃいいだろ。」
「女の子は準備に時間がかかるんですー!」
「シャワーなら昨日浴びただろ。」
「違うよ、化粧とか色々あるじゃん、ほら。」
の台詞に、ターレスは、はぁ、と呆れたようなため息をついた。
「別に良くね?すっぴんで。」
「え、無理無理。化粧って一回やり出すとやめられなくなっちゃうんだよね。」
あれはもう麻薬だねとか何とか言っているだが、普段からそこまで厚化粧なわけではない。
今更すっぴん登校とやらを致したところで、あぁ何かいつもと雰囲気違うね、ぐらいで終わりそうなものだが。
そもそも。
ターレスはが化粧を落とした顔なんて嫌というほど見ているが、何故わざわざあんな面倒なことをしているのかが未だに理解できない。
確かに化粧を落とせば別人、なんて女が山ほどいるのは経験上知っているが(そういう女と風呂プレイなんかに持ち込んだ日には萎えて仕方が無かった)、はそういうわけではない。
全く、女というのはよくわからない。
「今から30分もしたら殆ど授業出れねーじゃん。それなら休もうぜ。」
「あー・・・そうだね、うん。休もうか。」
「変わり身早ぇな、お前。」
苦笑いを零しながら、真っ直ぐサラサラなの髪を撫でる。
は顔だけを横向きに直しターレスの方を向いた。
「お前、マジに化粧とかいらねーって。」
「え?」
「十分じゃんかよ、そのまんまで。まぁ化粧した顔も嫌いじゃねぇけどよ。」
「え、え・・・・っ、」
真面目な顔でそんなことを言われてうろたえるを他所に、ターレスは布団からはみ出ている剥き出しの白いの肩にゆっくりと唇を落とした。
「ちょ、何やってんの、」
「スキンシップ。いいだろ、これ以上のことはしねぇよ。」
そのまま身体を無理やり横に向けられぎゅうっと抱きしめられて、遂には何も言えなくなってしまった。
(明日から、ほんとにすっぴん登校しようかな・・・・)
結局。
化粧をやめたことで毎朝30分多く睡眠時間を確保できるようになったが、この先滅多なことがない限り化粧をしなくなったのは言うまでも無い
(使わなくなった化粧品は友人に売りつけた)(決して無償で譲るなどとしないのがである)
自然にバカップルな二人が好きです。